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aurora-blog

映画、読書、アニメ、ドラマ、雑感の備忘録

『死神くん』1話

http://www.tv-asahi.co.jp/shinigamikun/
テレビ朝日制作・金曜ナイトドラマえんどコイチ原作

原作は未読ですが、霊界から降り立った死神くん(大野智)が、死期の近い人間に死を宣告し、天に召されるまでの時間を見守るというベースがあっての物語のようです。
1話は原作では「心美人の巻」というお話にあたるとか。
福子(大原櫻子)は外見にコンプレックスのある女子高生。唯一の親友は雑誌のモデルもこなす美人の真実(高田里穂)だが、彼女は火災事故により美しい顔に大きなやけどを負い、角膜の移植手術をうけなければこのまま完全に失明してしまうという状態で入院中。
大原櫻子ちゃんをブスにみせるメイクはすごいけど、もとが可愛いのでやっぱり可愛いなあ。
ほっそりと華奢だし声や目元がキュート。
それでも、垢抜けた美少女とぱっとしない女の子の閉じられた友情って、もうその設定だけでもドラマになる。ふたりの女優さんの演技はこれまでのふたりの関係性が想像しやすくてとてもよかったです。

そして福子の前に現れる死神@大野さん。わ~い、うさん臭くて面白い!
口調が古畑ちっくで芝居がかっているし、明らかにつられてぷっかぷっか浮いてるのが面白くて最初はくすくす笑っていたのですが、なんだか不思議なキャラクターでひきこまれました。
前半部における人間の感情を理解せぬ無神経な言動。
生きている人間にとって「死」とは絶望的な終わりであり悲しむべき不幸であるいう先入観があり、人生はこれからだと思っている18歳の少女に、死の運命をただありのままに告げる死神くんはともすれば残酷に映ります。
しかも福子の涙を目にして「目から汗が流れてますよ。え、ひょっとして涙ってやつですか?感情が高ぶったときに人間が流すという体液!はじめてみました!」とはしゃぎおって、こ、こいつアクマか!(いいえ死神です)と思いきや。
これは新米死神の初仕事であり(たぶん)、純粋にただただ人間に関するいろいろな事柄が物珍しかっただけなのだとのちに判明します。
教育係からは「死は人間にとって喜ぶべきおめでたいこと」であると教えられていた様子。
でもあの手帳、福子の上にも死亡者の名前が記述されているんだけど…引き継いだのかな?
福子に肩入れしはじめてからの表情には、死神くん自身の色々な気持ちがにじんでみえます。笑顔も言葉も優しい。ほだされちゃったんだねえ。

福子に様々な計らいを施してしまったことに対して、教育係の監死官(桐谷美玲)に「ルール違反じゃね?」「何がつつがなくだ馬鹿!」となじられるシーンはBGMと相まってとても面白かったです。死神くんもタメ口で応戦。こっちが素なのかな。福子への言葉は内容や抑揚はともかくとして、いつも丁寧語でした。お仕事だもんね。
でも、あんなアブナイ手帳を落としてしまうなんて怒られても仕方ありません。まさかのドジっ子!
次回はデスノの元ネタとなっているストーリーのようですね。予告でカラス@美玲ちゃんに容赦なく罵倒されボコられてました。いろんな意味でたのしみ!

それにしても、ワイヤーでつられているのは一目瞭然だとしても、大野さんの身体コントロールはやはりさすが。雲のうえから飛び降りるところもさまになってます。
時間とお金をかけて編集したり視覚効果をほどこしたりする映画として作られていたらグリーンバックでのお芝居になったでしょうか。でも深夜ドラマのあのチープさが好きです。